つくねの箱の中

思ったことをつらつらと。

今週のジャンプ感想 2018年21号

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はじめて連続で書くことができているよ...の企画

なお今回はONE PIECEのみとなっております。

★巻頭カラー 「ONE PIECE

余りにも異質な終わり方をしてかなり戸惑っている...

得たものもあるがそれ以上に失ったものの方が多いのではと感じさせられ、バッドエンドと言われてもなにもおかしくない描き方。

似たような長編に頂上戦争編があるが、あれはエースと白ひげという巨頭の死を描ききっていたのに対し、WCI編では誰一人直接的に死が描かれることなく(カルメル、ペドロ)、また戦争編のボンクレーのように生きている描写もないのがただただ不気味。

プリンとサンジの別れも悲劇的に描写されており、ハッピーエンドが当たり前のワンピでここまで重い結末を迎えるとは思っていなかった。

WCI編は、序盤こそかなりのハイテンポで進んだものの終盤ケーキ倒壊あたりからかなりのスローペースになっており、カタクリ戦も途中経過含め引き延ばしているように感じる回が多々あった。そこからのこの唐突感ある終わりはなにかむず痒いものを感じる。ジンベエやジェルマはどうなったのか...救われる回が早々に来てくれることを願う。 

レヴェリー編はワンピの中でもかなり込み入った幕間になること間違いなしだと思うので、10週くらいかけてオールスターで伏線を回収しまくってほしい。

 

ここから余談。

ネットでちらほら見かけるのがワンピはつまらないと言っている漫画読み。ネットだけの住民だと思っていたが現実で言っている人を見た時には戦慄した。はっきりと言おう。斜に構えすぎだ。見下しすぎて見上げているレベルに。王道と言われる漫画の基本形を忠実になぞりつつ、そして面白く作品として昇華できているこの漫画はとてもけなされるものではない(新世界突入後の一章あたりの長さについての文句は否定しないが)。日本一売れているから日本一面白いというわけではないが、この漫画は日本一売れるだけの面白さは持っている。斜に構える漫画読み達にはぜひ気づいてもらいたい。

ちなみに今のジャンプ漫画については編集者新人まで含めてカバーできている自信があるのでこれからも熱く語っていきたいものだしなんなら誰か一緒に語ろうという心持ち。そんな知り合いがたくさんできたらいいなと思っているけど現実は難しいね。