つくねの箱の中

思ったことをつらつらと。

ジャンプ漫画の編集者達

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現在のジャンプ漫画を支える編集者達をリストアップしました。

名字だけなのはご容赦を。所感はかなり個人的な感想入ってます。

更新日:2021/2/8 

変更箇所:

・マグの現担当を追加。

・あやかしの立ち上げを追加。(1/18)

・夜桜の立ち上げを片山→井坂に変更。(1/18)

夜桜5巻に記載がありました。長い間間違っていた情報を載せていましたね…申し訳ない…

※本誌担当作がなくなった玉田、林編集、異動した編集(門司、池田、南村)は別記事に移動しています。

不明:ハンタ、マグ、若君、アイテルシー、クーロンズ

 

★杉田班

班長:杉田 担当:ロボコ(2012年入社)

立ち上げ:ネバラン、ダビデ、U19、クロアカ、アグラビ、タイパラ、ロボコ

ネバランが超絶大ヒットしたのを受け遂に班長昇格。そのタイミングで立ち上げたロボコがなかなか調子いいですね。

班員:田口 担当:ヒロアカ(2016年入社)

立ち上げ:ヒグマ、サムライ8

期待の星サムライ8は撃沈。引き継いだアグラビも頑張っていたけれどとうとうリタイア…

班員:浅井 担当:マッシュル(2018年入社)

立ち上げ:マッシュル

初立ち上げのマッシュルが人気街道を行進中。どこまで伸びるんでしょうか。

班員:岩崎 担当:ONE PIECE(原作担当)(2019年入社)

立ち上げ:なし

新人ではなくなりました。 

 

★村越班

班長:村越 担当:仄見え、ウィッチ(暫定)(2011年入社)

本誌立ち上げ:左門、ゴラッソ、フルドライブ、アクタ、ジモト、神緒ゆい、忍スク、魔女守、BTW、仄見え、ウィッチ(暫定)

+立ち上げ:アゲ太郎

暗殺を初期から引き継ぎ完結まで支え続けたベテラン編集。暗殺を筆頭に左門、アクタと邪道な作品に強いがそれ以外の王道物では弱い点をどう見るか。立ち上げ初ヒット作のアクタがあんなことになってしまうとは...。

班員:内藤 担当:ONE PIECE(メディア担当)、血盟(2013年入社)

本誌立ち上げ:レッスプ、BOZE、田中、血盟

+立ち上げ:アナノムジナ

今のところノーヒットなのでそろそろ成果が欲しいですね。盤外で度々話題にもなったり。

班員:石川 担当:SAKAMOTO、マグ(2018年入社)

立ち上げ:SAKAMOTO DAYS

早くも3年目。ぼく勉が終わった所に+で人気を博した作家の投入に成功。同期の浅井編集に続けるか?

班員:今村 担当:あやかし(2020年入社)

立ち上げ:なし

新人さんです。

 

★片山班

班長:片山 担当:呪術(2010年入社)

本誌立ち上げ:ブラクロ、鬼滅、呪術、たくあん、ゴーレムハーツ、あやかし

+立ち上げ:サマタイ

班長の中でもバトル物に特化した編集、という印象。

ラクロ、鬼滅、そして呪術。一番勢いに乗っている編集なのは間違いありません。

今は呪術にかかりっきり。

班員:高野 担当:ONE PIECE(メディア担当)、ニラ(暫定)(2016年入社)

立ち上げ:アリスと太陽、ボーンコレクション、ニラ(暫定)

久しぶりに立ち上げたものの一瞬で打ち切りに。

ワンピ専属ポジから離れられるのはいつなのか…と思ってたらニラ立ち上げてました。

班員:東 担当:夜桜(2018年入社)

立ち上げ:なし

早くも3年目。ハイキューの終盤を無事支えきりました。

現在は夜桜の担当として働いているようです。

班員:福田 担当:ブラクロ(2019年入社)

立ち上げ:なし

新人ではなくなりました。ゆらぎは担当した数週後に終了、これからを任せたというところでしょう。

 

★本田班

班長:本田 担当:Dr.STONE、アンデラ(2007年入社)

本誌立ち上げ:あねどき、四ッ谷、ハイキュー、キルコ、ベストブルー、暗殺、Dr.STONE、アンデラ

+立ち上げ:天神

ハイキューを立ち上げたベテラン編集。

アンデラもしっかりヒットルートに乗せていきました。

また最近暗殺の立ち上げであることが判明。いやあすごいですね。

班員:頼富 担当:BUILD KING(2015年入社)

本誌立ち上げ:高校生(暫定)、BUILD KING

+立ち上げ:さぐりちゃん、竜学生

入社以降のほとんどがヒロアカ専属としての活動でした。

2020年後半に入り仲間先生、島袋先生と実績者と共に本誌立ち上げを連発、果たして生き残りはなるか。

班員:戸出 担当:なし(2017年入社)

立ち上げ:モリキング

初立ち上げに成功するも短期で打ち切りに。

班員:橋本 担当:高校生(2020年入社)

立ち上げ:なし

新人さんです。

 

★ジャンプ編集部幹部

・川島(2003年入社)

本誌立ち上げ:ムヒョ、スケダン、斬、メタルカ、クロマネ、バディスト、カガミ、塩

+立ち上げ:青フラ、アストラ、ハイリスク

週刊少年ジャンプ副編集長①。中堅漫画を立ち上げたイメージが強いですね。だいぶ過去のものとなった斬はさておき、塩を産み出した罪は残りますが。バディストの立ち上げを最後に+編集部に。アストラ等を立ち上げ+の副編集長を担当したのち本誌副編集長として帰還。

・三輪(2003年入社?)

立ち上げ:不明

週刊少年ジャンプ副編集長②。見れば分かる通り無いに等しい情報量です。元々はWJ担当だったみたいですが、そこから様々な部署を転々とした後突如副編としてWJに復帰。ジャンプ原作のアニメで名前を見かけるので恐らくメディアミックス担当として働いているんでしょう。

・斉藤(2005年入社)

本誌立ち上げ:戦国、黒子、ダブアツ、ニセコイ、伊達先輩、ジュウドウズ、ヨアケ、焼野原塵、青春、ぼく勉

+立ち上げ:メムメム、マジパテ、ダリフラ

現ジャンプ編集部副編集長③。一部読者からはさい藤さんとして知られるベテラン編集。『バクマン。』に登場する服部編集のモデルでもあります。立ち上げ作品は比較的長く生き残った作品が多め。青春連載末期に異動となりキャラクタービジネス室で活動していましたが、今回の人事異動で副編集長として凱旋。活躍を期待しています。

・大西(2001年入社)

立ち上げ:銀魂、ペンギン、いぬまる、赤星、どかし、パジャマ、ジャコ、ステルス

副編集長からメディア担当の編集長へめでたく昇格。銀魂関連で結構名前が出ることも多いですね。新ポストということもありどのような仕事をするのかはわかりませんが、成功することをお祈りしています。

・中野(2000年入社)

立ち上げ:ネウロ、トリコ、べるぜ

週刊少年ジャンプ編集長。

鬼滅が引っ張る間に少しずつ誌面を刷新していった結果、就任後に連載を始めた作品が過半数を占める形に。ぽつぽつと期待の作品が生まれつつある今、どこまでジャンプでヒットシーンを牽引できるか。4年目始まった瞬間にアクシデントに見舞われていますが、頑張って欲しいところです。

 

質問あったらコメントでお願いします!

続・ジャンプ漫画の編集者達

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こちらの記事では本誌以外の編集部員を紹介します。

全員というわけではないのでご了承を。あと敬称略です。

更新日:2021/2/22

変更箇所:メディア担当部署の項目を追加しました。

 

★ジャンプ+編集部

・細野(2000年入社)

SQ立ち上げ:セラフ、テガミバチなど

+立ち上げ:ましましなど

現ジャンプ+編集長です。

・中路(2004年入社)

本誌立ち上げ:初恋限定、ぬらり、ねこわっぱ、カトブレパス、鍵人、疾駆、ソーマ、ロックオン、ポセ学、チャゲチャ、タガマガ、紅葉、ゆらぎ、シューダン

+立ち上げ:ポチクロ、もふもふ、シンマイ、薔薇と豚、リコピン(+)、忘却、怪獣、関目

ジャンプ+の副編集長①。

シューダンの立ち上げを最後に+編集部に本格移行してきました。

・籾山(2005年入社)

本誌立ち上げ:バリハケンなど

+立ち上げ:カラダ探し、花晴、鴨乃橋、星の王子さま、モミーの大冒険、おにぎり、タベル

ジャンプ+の副編集長②。ジャンプ+発の企画は大体この人がやってます。

・林(2006年入社)

本誌立ち上げ:チェンソー

SQ立ち上げ:青エク、カッコカワイイ宣言、米澤先生、この音、貧乏神、怪物事変、TISTA、月華美刃FANTASMA、BLACKTORCH

+立ち上げ:ファイアパンチ、地獄楽、SPY×FAMILY、ムーンランド、HEARTGEAR、彼女と彼、終極、左ききのエレン、ドリキャン

2020年に担当作が次々と覚醒し一気に有名になった名物編集です。

・小池(2008年入社)

本誌立ち上げ:エニグマ、一休、スモーキー、ハンジョー、クロクロク、相撲、ヒロアカ

+立ち上げ:阿波連、デスゲームなど

相撲の立ち上げを最後にジャンプ+編集部に異動してきました。

・玉田(2009年入社)

本誌立ち上げ:ミタマ

SQ立ち上げ:陰陽師、大正など

+立ち上げ:白鳥、昭和、恋獄、喘ぎ声、生者、生者R、ムヒョ、さっちゃん、葬儀屋、爬虫類、ヴァージニアス、開演、グリッドマン、屍人荘、アラガネ、とげとげ、淑女

白鳥のヒットをきっかけに本誌での立ち上げに成功するも惜しくも周年は乗り切れず、再び+専門となりました。

 

 

★メディア担当

ジャンプ原作のメディアミックスを専門にしている部署。

近年(大西さんが昇格したあたり)に部署として確立したものと思われます。

・門司(2009年入社)担当:STONE

本誌立ち上げ:クロガネ、ものの歩、ノアズノーツ、デモプラ、NeO、マグ
+立ち上げ:マイアニマル

・池田(2011年入社)担当:ハイキュー、呪術

立ち上げ:なし

・高橋 担当:ブラクロ、ヒロアカ

・田中 担当:ネバラン

 

★その他

・井坂(2010年入社)担当:ONE PIECE(メディア)

本誌立ち上げ:パッキー、コンドル、磯部、エロボ、UBS、デビリーマン、ラブラッシュ、アマルガム、ポロ、ロボレザ、侵略、太星、ビーチル、夜桜

+立ち上げ:猫田、早乙女、モネさん

現在は恐らくジャンプコミック出版編集部にいるはず。

・南村(2017年入社)

立ち上げ:ZIPMAN!!

目立った活躍はできずに2020年に異動(異動先は不明)。他の例を見るにジャンプ編集部の若手はヒット作の立ち上げができないと4年目くらいには異動するようです。

・キム(2008年入社)

立ち上げ:右翼、ソルキャ、ひめドル、アゲハ、レディ、ハイファイ

サバイバルレースのアイドル神海先生の作品を立ち上げたのはこの人。グラジャン→キャラクタービジネス室を経て今はVJでダイ大関連の仕事を行っている様子。

・バティ(2006年入社)

立ち上げ:ぼっけ、KOSEN、ドイソル、グリム、エジソン、リリエン、ワートリ

イケメン編集。『バクマン。』の服部編集の名前の元ネタとなった人。ほぼ打ち切り作品ですけど、ワートリを立ち上げてくれただけで僕個人としてはありがたいです。また異動していなければ現在は井坂さんと同じ部署にいるはず。

・服部(2005年入社)

立ち上げ:勇者学、セブンチェンジ、斉木、MUDDY、保健室、東京湾

もう一人の服部。『バクマン。』で言えばアフロの方。東京湾立ち上げを最後にWJから異動、様々な部署を経由した後藍本先生とは縁があるのか、『化物事変』の担当として、そしてSQの副編集長として頑張っています。

・吉田(2001年入社)

立ち上げ:デスノDグレ、めだか、サムうさ、サイレン、フープメン、マジコ、マイスター

今でも語られるデスノートを立ち上げたのはこの人。『バクマン。』では名前そのままに平丸先生の担当編集のモデルとなっていました。立ち上げ作品は当時基準で既存のジャンプ連載とは毛色の違う作品が多いですね。2020年の人事異動でめでたくSQの編集長に。ヒット作を立ち上げていけるかどうか。

・相田(1999年入社)

立ち上げ:ボーボボ、REBORN、バクマン。

このレベルの人となるとヒット作複数持ちは当たり前になってきますね。ボーボボを立ち上げたのはなんと入社2年目、おかしい。ジャンプ内で着実にキャリアアップしていたところで突然異動。現在は『りぼん』の編集長として『さよならミニスカート』のプッシュ戦略など奮闘しているようです。

・浅田(1995年入社)

本誌立ち上げ:ワンピ、ゾンビパウダー、BLEACHミスフルアイシル、タカヤ、切法師、P2

SQ立ち上げ:血界など

化け物。矢作さんと二人だけで100万部作品を4つ出しているのはどういうことなんでしょうね。スクエア創刊にも関わっています。WJ副編集長を経験したのち、ジャンプJBOOKS編集長、キャラクタービジネス室室長を経て現在は室長兼第3編集部次長となっています。

・矢作(1994年入社)

立ち上げ:たけし、ハンタ、NARUTO

元SQ編集長。この3作の立ち上げというだけでもう説明は充分だと思います。現在は第3編集部次長代理を務めています。

・瓶子(1991年入社)

立ち上げ: 幕張、遊戯王SBR、スピン、太蔵、黒猫

現在でも一大コンテンツとして残る遊戯王を立ち上げたことで週刊少年ジャンプ編集長に。世代交代を強く意識した改編を行い現在のジャンプの主力作品を数多く輩出しました。現在は第3編集部部長です。

  

以上です。質問あったらコメントお願いします!(恐らくこちらはほとんど答えられないでしょうが...)

 

ジャンプ資料室

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○ジャンプ漫画の作家達

瓶子編集長が就任してから現在までに週刊少年ジャンプに漫画を掲載していた作家さん達をまとめたものです。色々抜けはありますが、だいたいはここに記載できていると思います。芥見先生や吾峠先生など、今の主力達が一体どんな経歴でここまで辿り着いたのか気になる人はご覧ください。隔日更新。

Googleスプレッドシートを使用しています。閲覧時に名前等は出ない仕様です。

docs.google.com

 

○ジャンプ+閲覧数

ジャンプ+の1週間の閲覧数をまとめたものです。

自粛期間中に暇で始めたものなので4月最終週からの記録となります。隔日更新。

docs.google.com

 

2021年版。こちらは1月1日からの集計です。

docs.google.com

 

ジャンプ改編期を振り返る(2021~)

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瓶子編集長就任(2011年30号)から行われた週刊少年ジャンプ上における改編について追っていきます。ここでは2021年から現在まで。

2021年

○2021年1回目改編

out チェンソー(2号:97話※センター終了)、 

    ぼく勉(3,4号:187話※センター終了)、

  アグラビ(5,6号:50話)、モリキング(7号:35話)、血盟(8号:18話)

in   若君、アイテルシー、WITCH、クーロンズ

チェンソーぼく勉の円満含む珍しい5outとなった新年改編。

ここで下位で耐え続けたアグラビがとうとうリタイア。

in組には2本連続で当てた実績者2名とすかさず穴を塞ぎにかかった印象です。あとアクタ枠がなんとか埋まりましたね。

 

 

現在の改編はここまで。これからどのような誌面になっていくのでしょうか。

2020夏アニメ 所感

毎回続けていきたいシーズン総括。

今回はこんな感じの振り返りになったということで早速やっていきましょう。

前回は総括記事はこちら↓

bakobako.hatenablog.jp

 

ざっと並べたもの。

【S】  なし

【A+】超電磁砲3期

【A】 俺ガイル3期 デカダンス 

【Aー】魔王学院 富豪刑事 あひるの空 (銀英伝

【B+】SAOWoU ソーマ5期 彼女、お借りします 天晴爛漫 (AICO)

【B】 GOH  エグゼロス (日本沈没

【継続】フルバ リゼロ グレプリ 炎炎 

【再】  ひぐらし(B+)ストパン2期(B+)ハナヤマタ(Aー)

     デュラララ(Aー)未来少年コナン

【通期】ボルト 遊戯王ラクデジモン

計29本

いやー多かったですね。以下個別感想です。

 

超電磁砲3期 A+

コロナと戦いながらも放送し続けた大覇星祭編、再稼働後の天賦夢路編、どちらもハイクオリティを保ち続けたまま完走してくれました、拍手。

J.C.STAFFの凄腕アニメーター達が毎話のように参加していた今作は、過去の超電磁砲を超えるレベルの戦闘を魅せつつ原作補完も完備した隙のないストーリーを展開、アラが目立つアニオリ長編もやらなかったことでこれ以上ない完成度のまま今期のトップを走り続けていました。とあるシリーズファンとして感無量です、という意味を込めてA+に。本編の犠牲は忘れない。

戦闘全般がよかったのは言うまでも無く、原作のもつコミカルさを活かした回も抜群の出来でした。『ハイスコアガール』監督の山川吉樹さんがコンテを担当した18話は、影のベストエピソードとして大きな印象を残しましたね。

現在原作ストックが1巻分しかないので4期が作られるのは当分先だとは思いますが、また素晴らしい作品を作り上げてくれることを期待しています。

 

・俺ガイル3期 A

2013年に放送開始したこの作品も7年の時を経て遂に完結。3期通してカットの多いアニメとなってしまったものの、雪乃のかわいらしい笑顔を最終話に見せてくれたこの作品に感謝とお疲れ様を込めてAをつけました。

上にも書いた通り自分は雪乃派なので3期は大歓迎だったんですけど、結衣派は血反吐をまき散らしていたんだろうなと思わざるをえない構成でしたね。雪乃の描写を削ったうえで、モノローグも入れつつ丁寧に結衣の心を折っていくスタッフは鬼そのものだと思いました。A+でない理由は雪乃に限らずカットが多いことで1つ1つの描写が薄くなってしまった点と3期範囲の原作自体がそこまで面白くないからですね。まあこれは原作の話になってしまうのでここで面白くない理由を書くのは控えますけど。

なにはともあれ、コロナの影響も受けながらアニメを完結まで続けてくれたことに、改めて感謝です。ありがとうございました。

 

デカダンス A

非常に惜しい今期のオリジナル作品。半分までいったところではA+級を信じて疑わなかったのですが、そこからだんだんとスケールダウンしてしまったのが残念でした。しかしアクションシーンの出来映え、ナツメのキャラクターはとても好感度が高く、前半の貯金も合わせて評価はA、という感じです。

スケールダウンという言葉、言い換えると優等生に収まってしまった、ですかね。

この作品の主人公はカブラギであったのは間違いありません。その彼が「ぶっ壊そう」としていたシステムは、果たしてぶっ壊れたのか。答えは否です。モンスターハンターからどうぶつの森にゲームが変わっただけで、システムに支配されているという現実は変わっていません。主人公に「ぶっ壊す」と発言させるなら、宇宙に行って元凶の宇宙船を破壊すべきだと思います。尺が足りないわりによくまとめた、だったり2クール欲しかった、だったりという意見をいくつか見かけましたが、オリジナルアニメで尺にあったストーリーを作れなかったというのは大きなマイナスかなと。実際余分な展開が多かったように思えます。例えばサルコジが犠牲となる話は必要だったかどうか。カブラギとナツメに焦点を絞って話を進められていたら、もう少し面白い作品になったのではないかと思います。

ナツメというキャラクターについて。今まで見てきたCV楠木ともりキャラで一番魅力的なキャラでした。彼女が凡キャラなら評価はもう少し下になっていたところです。自身が下の下の人間であると自覚したうえで、それでもなお光を探し続けることに迷いのない彼女の姿にカブラギが惹かれるのも納得でしたね。

まとめると『ダーリン・イン・ザ・フランキス』『キルラキル』のようなTRIGGER作品におけるラストバトルが欲しかったね、という話でした。超展開すぎると批判を受けることも多いTRIGGERのラストバトルですが、この作品を見るとハッタリの重要性に気づかされますね。壁を破る一歩が踏み出せなかった本当に惜しい作品でした。

 

・魔王学院 Aー

テンプレートに沿ったなろう系...では収まらなかった今期のダークホース。多少飽きはきていたものの、最後まで楽しませてくれたこの作品にはAーをつけました。

この作品の魅力はやはりアノスに尽きるでしょう。傲慢なオレ様キャラと思いきや、家族愛にあふれ仲間が傷つけられると怒りを燃やす王道を往く少年漫画系主人公だったアノスだからこそ、俺TUEEE展開も笑って応援できるつくりになっていました。

大沼心パワーが抜群に発揮されていた(と思われる)4話で引き込みにいった作戦が大正解でしたね。この作品で監督として色々学んだとインタビューで語っていた田村監督がコンテ、演出、原画と様々なセクションで作品を引っ張っていたのも印象的です。

シルリンのラノベアニメからはデスマーチのショックでしばらく離れていたのですが、これを機にまた新作を追っていこうという気持ちになりました。ありがとうございました。

 

富豪刑事 Aー

こちらも最後まで楽しく見ることができた作品。路線変更に惑わされながらも先が気になる作りで飽きさせませんでしたね。Aでもいいかなとは思っていましたが、最後のラスボス周りが微妙だと感じてしまったのでAーです。

この作品は大きく分けて2つの要素、トンデモ解決とバディの成長を見守るコメディ刑事物要素と中盤から生えてきた神戸小百合殺人事件の真相を追うシリアス刑事物要素があり、その振り幅が大きかったことは意外性があり自分にとっての評価ポイントとなりました。

一方でその両方がノれるものだったかというとそうではなく。コメディ要素を確立させた4話から一転し5話からシリアスルートに入ってしまったことには惜しさと寂しさが感じられました。全11話という短い話数のなかではどちらかに振った方がよかったのかもしれません。

結果としてAーという評価には収まりましたが、神戸と加藤の王道バディに最後まで楽しむことができたのは事実です。ありがとうございました。

 

あひるの空 Aー

全50話という長丁場をディオメディアが必死さを見せながらなんとか完走。有名コミックスが原作なだけあって、演出が微妙でもストーリーで充分に魅せてくれる作品でした。これでアニメとしての出来がよかったらAだったかな。

50話のなかで仲間集め、練習試合、公式戦、挫折からの復活と王道と言われるストーリー展開を詰め込んだ本作。所々でマガジンらしい?癖の強さも見せながらも丁寧な話運びは最後まで飽きさせることなく楽しませてくれました。

「バスケに逆転はない。」本編でも言及があったように奇跡的な逆転劇が起きるわけでもなく他校との試合は全敗。それでも楽しく見ることが出来たのは、その敗戦どれもに間違いなく役割があったからでしょう。少しずつ成長していく彼らの先に勝利があることを期待します。

アニメとしては...うーーーん、頑張った!としか言えませんね笑 海外の会社フル活用、演出に偽名たくさんとおよそまともではなかったろう制作環境にコロナが加わり、よく落とすことなく1年戦えたなと思います。(49話の清水空翔さん回はよかった)お疲れ様でした。

 

・SAOWoU B+

アリシゼーション編として始まった第3期も今回で4クール目、最終決戦にふさわしい見応えある戦いを見せてくれました。...が、改めてこの3期を振り返ってみると、作品としては凡庸なもので終わってしまったというのが個人的な感想です。なので評価はB+。

まずストーリー。SAOは2期のGGO編のようにストーリーが尺に対して間延びしている印象が強かったのですが、このアリシ編はそれに輪をかけて酷かった。リアルパートのUWパートを交互に展開していくのは原作同様なのですが、リアルパートはばっさりとカットしてもよかったのではないでしょうか。SAOは小難しい理屈を並べるよりアクションで魅せていくタイプの作品、戦闘を放棄してしまうと退屈な回となってしまいがちです。(キリトが眠っていた3クール目がいい例)

また、3クール目は整合騎士vsダークテリトリーというこれまでのSAOとは全く別物の展開が行われたことで関心を削がれてしまったことも大きなマイナスになってしまったと思います。SAOという作品はキリトによって成り立っていることを踏まえて、WoUは全15話くらいの尺でも十分だったかと。ジョジョと同じ道をたどってしまったなあ。

次に映像面。これは間違いなく伊藤監督時代から劣化したと言えます。全体的にシュールギャグのような絵が多すぎ。長い尺をとってラオウのようなポーズをとるニエモン、ラストバトルで何回も現れるユージオの精霊など、盛り上げようとしているのならば明らかにやりすぎな映像が数多く流れたことには監督のセンスを疑います。同クールで伊藤監督が元気にやっているのを見るともどかしい気持ちになりました。

撮影によってバトルの高級感が増したのはよかったです。元々上手いアクションシーンにこれが加わったことで、戦闘の1つ1つが劇場版クラスに跳ね上げられていましたね。続編でもぜひ続けてほしいところです。

とりあえずお疲れさまではありますが、出来自体に手放しで賞賛はできませんでした。SAOの原点を描く続編では、当時の興奮を思い出させてくれることを期待します。

 

食戟のソーマ5期 B+

こちらもお疲れ様でした。つまらなくなっていた原作を可能な限りアレンジして視聴に耐える出来まで引っ張り上げたスタッフに最大限の敬意を込めて評価はB+です。

ジャンプ本誌で掲載順最下位を何度もとったBLUE編ですが、その低評価を作り出した1つである「異能」という設定、まずこれを消去。実際読んでいて過去に登場したスキルがいきなりこの「異能」に加えられていったのは違和感アリアリだったのでこの変更はありがたかったです。また本編完結後、別媒体で掲載されたエピローグを追加し作品にまとまりを持たせるというストーリー改編もよかったと思います。総じて細かい変更の1つ1つが原作をブラッシュアップさせる役割を果たしており、愛のこもった映像化だったと言えるでしょう。ありがとうございました。

 

・彼女、お借りします B+

ストーリー以外はかなり高品質な作品。話だけを見るなら絶対に上がらなかった評価を

キャラクターのかわいさ、声優陣の演技等が押し上げた結果B+となりました。

話について。まず大学生の物語なのがなかなかどうして合わなかったですね。大学生というのは恋愛にセックスが密接に絡まってくる関係上、話が生々しくなりがちなんですよね。そこから逃げずに主人公の和也がそれっぽい妄想をするシーンを描くのは挑戦的ではありますが、わざわざそれをアニメという空想の世界でやられると嫌悪感を抱いてしまいます。和也は現実にいそうなクズなんですよね。見栄から嘘をつき続けてしまったり、すぐ欲情してしまったり。その姿を見て共感し笑ってあげるのがこの作品の楽しみ方と言われればそれまでですが、自分には合わなかったということで。

それでもこの作品を見続けることができたのは、一重に女の子のかわいさだったかなと。正統派ビジュアルの千鶴、甘ったるいロリっ子の瑠夏、悠木碧の演技が冴え渡る麻実(あと墨)、様々なヒロインがわちゃわちゃと動き回る様子は崩れなかった作画も加わって物語を引っ張るには十分な存在でした。続編でもこのかわいさは維持してくれたらまあ完走はできそうです。

 

・天晴爛漫 B+

なんで今期のオリジナルは揃って終盤落っこちるの...と悲しみにくれた2020夏。一番派手に落ちていったのがこの作品でした。前半AーorA、後半B、平均してB+です。

まず、この作品を通してスタッフがやりたかったことを聞きたい。西部劇だったのか、レース物だったのか。大陸横断レースに挑むという物語から始まり、ライバルとの対決や仲間の獲得までは順当に進んだものの、いざ始まると車から降りてギャングとドンパチやっている。これでは序盤を見てついてきた視聴者を裏切っているようにしか思えません。一応問題は丸く収まり後日行ったレースも優勝とハッピーエンド感は出していますが、そこに至るまでの道のりが全く構築されなかった印象です。キャラ紹介でレース要素を使い果たしてしまったのでしょうか。

技術云々の話をするにしても、主人公の天晴がギルを倒さないとまとまりがつかない。前時代の象徴たるギルが同じく前時代の人間である二人にやられるのでは...ねえ?

東洋人が技術力で挑む大陸横断レースという設定はよかったので、ギル周りを全消去してもう1回作り直してほしいくらいですね。最近のPA.WORKSは迷走が激しくて困る...

 

・エグゼロス B

2020年のアニメとは思えない拙い作画でせっかくのエロコメが死んでしまいましたね。話としても1話のインパクトを超えることはできず、物足りなさがかなり強いアニメとなってしまいました。ということで評価はBです。

とにかく作画が崩れていたのが悪印象。カノカリしかり、女の子主体のアニメは絵に気をつけてさえいれば最低限の評価を得ることはできます。それが出来ていないという時点で、この作品をまともに見せる気ないでしょと。ほとんどが他社グロス回でしたし、根本的に予算が足りてなかったことが容易に想像できます。コロナがなければ少しはましになったとは思うんですけどね。

話の方も、1vs1ラブコメというTo LOVEるにない要素を上手く使えていなかったですね。トーキョー支部やサイタマ支部の出番を削ってでも、雲母と炎城のラブコメを強く推すべきだったと思います。全体的に雑なアニメに終わってしまったのが残念でした。

 

・ゴッド・オブ・ハイスクール(GOH) B

最強の作画アニメ。それ以上でも以下でもありませんということで評価はBです。

まー戦闘がすごかった。朴監督が作る3次元的な戦闘シーンを(朴監督含めた)敏腕アニメーターが毎話描いていくと豪華な環境で生まれたものが面白くないわけがない。特にワタナベケイイチロウさんが手がけたシーンは圧巻でしたね。正直これらの戦闘シーンを生みだしただけで十分すぎる功績ともいえます。

しかし、それ以外の要素、特にストーリーは酷いとしか言えない。前半GOH予選まではまともにトーナメントを続けていたものの、後半本戦が始まってからは別世界が始まってしまいました。結局ドラゴンボールがやりたかったのかと分かったのは最終話になってから。神龍的存在がさらっと出てくるあたり一周回って最強感がありましたね。

振り返ってみて、この物語をとりあえず作画がすごいアニメ、として見させ続けた朴監督がとにかく頑張っていたと分かったのが数少ない救いです。朴監督は『呪術廻戦』の監督として存分にその才能をふるってほしいと思いました。

 

というわけで、総括終わり。ここまで読んでいただきありがとうございました!

秋アニメはとにかく数が多い&自分が忙しくなるので総括記事があげられるかは自信がないですが、それは置いといて楽しんで見ていきたいですね。