つくねの箱の中

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ジャンプ改編期を振り返る(2021~)

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瓶子編集長就任(2011年30号)から行われた週刊少年ジャンプ上における改編について追っていきます。ここでは2021年から現在まで。

2021年

○2021年1回目改編

out チェンソー(2号:97話※センター終了)、 

    ぼく勉(3,4号:187話※センター終了)、

  アグラビ(5,6号:50話)、モリキング(7号:35話)、血盟(8号:18話)

in   逃げ若、アイテルシー、ウィッチ、クーロンズ

チェンソーぼく勉の円満含む珍しい5outとなった新年改編。

ここで下位で耐え続けたアグラビがとうとうリタイア。

in組には2本連続で当てた実績者2名とすかさず穴を塞ぎにかかった印象です。

 

○2021年2回目改編

out 仄見え(18号:30話)、ビルキン(19号:20話)

in   アオのハコ、アメノフル

比較的小規模な改編。マガジン連載経験者がジャンプに来たのは2000年代では初ですね。out組は増ページで締められた仄見えとコミックスぶん投げのビルキンと大きな差が…

 

○2021年3回目改編

out ニラ(29号:47話)、テルシー(30号:21話)、クーロンズ(31号:20話)

in   レッドフード、NERU

連続2in。周年まであと1話だったニラが脱落。他同期は全て周年を越えただけに悔しい結果に。改編と同じタイミングで呪術が1ヶ月ほど休載していました。

 

○2021年4回目改編

out アメ(41号:19話)

in    PPPPPP

続く小規模改編。1in1outはかなり珍しい。

 

○2021年5回目改編

out レッドフード(49号:18話)、NERU(50号:18話)

in  アヤシモン、しゅごまる、ドロン

年度最後に3in、その全員が+含む連載経験者と勝負に来た感のある改編となりました。

ちなみにout組、同期が2クールで全滅したのは2018年の田中アリス以来となります。

 

2022年

○2022年1回目改編

out マグ(10号:77話)、ドクスト(14号:232話※センター終了)

in   あかね噺、地球の子

周年越え連載2作が終了。5年間トップ層を守りきったドクストが円満を迎えました。

 

○2022年2回目改編

out あやかし(20号:88話移籍※センター終了)、ブラクロ(21,22号:長期休載)

in すごいスマホ

まさかの1in2out。前回改編時点で打ち切りが確実視されていた作品が残りつつ中堅が移籍&長期休載と抜けていく誌面的には厳しい展開に。

 

○2022年3回目改編

out アヤシ(26号:25話)、しゅごまる(27号:26話)

in  ALIENS AREA、ルリドラゴン

…と思っていたら高速で入れ替えが行われました。(減枠中なのは変わらず)冨樫先生Twitter開設によりハンタの復帰可否に希望が見えましたがこの一覧に書けるのはいつになるのか…

 

○2022年4回目改編

out ルリドラ(35号)、ドロン(39号:36話)、地球(40号:27話)

in   ブラクロ、鬼嫁伝、ギンカ

期待の新星ルリドラが復帰時期未定の休載に…

ラクロが復帰しましたがこれにより減枠は続きます。

改編自体は小規模で行われ下位2作品が終了しました。ドロンはよく粘った。

 

○2022年5回目改編

out すマホ(46号:23話)、エリエリ(47号:20話)

in    ハンタ、一ノ瀬家、いろは、イチゴーキ、人造人間

年度末に初めての大型改編。

ハンタ筆頭にタイザン5の招集、西尾維新の復活と話題を呼ぶ新連載に加え休載ローテを採用(?)、これにより連載作品が22作となりました。

 

2023年

○2023年1回目改編

out  ハンタ(4・5号)、高校生(12号:122話)、PPP(13号:70話)

in なし

年度初めはまさかの0in。

ハンタが週刊連載形式を正式に終了、周年越えの2作が同時に終了とサプライズ感ある改編となりました。

 

○2023年2回目改編

out 鬼嫁伝(18号:29話)、ギンリュー(19号:29話)、イチゴーキ(20号:19話)

in テンマク、キルアオ、ドリトライ、鵺

ようやく始まったinは実績者2作にリベンジ1作、新人1作とバランスの良い4作が入ることになりました。イチゴーキは実質突き抜けということで…

 

○2023年3回目改編

out マッシュル(31号:162話※センター終了)

in  アスミ、ギル

outはマッシュルの円満のみとなった改編。

inにはベテランと新人のコンビを投入、これにより連載枠が1つ超過状態となりました。

 

○2023年4回目改編

out ブラクロ(38号:368話移籍)、人造(40号:36話)、テンマク(41号:21話)、ドリトライ(42号:19話)

in   魔々勇々、カグラバチ、ツーオンアイス

限界を迎えたブラクロがGIGAに移籍。連載枠は超過していたのでこれで通常に戻った形となります。

inが全員新人なのはデラマシュ改編以来でしょうか。

今回は手塚賞受賞者で揃えたようです。

 

○2023年5回目改編

out 一ノ瀬(49号:48話)、ギル(50号:20話)

in   グリーングリーングリーンズ、累々戦記

+からの刺客も周年目前で打ち切りに。

inはスポーツとバトル、スポーツ物3連続はようやく空いた枠を埋めようとしているのでしょうか…?

 

2024年

○2024年1回目改編

out 暗号(10号:58話)、アスミ(11号:32話)

in   超巡、アネモネ

 

年度最初は暗号アスミと実績者が去っていった改編となりました。

実績者と入れ替わったのは2017年以来の連載となる沼駿先生の新作と新人松井琳先生によるダーク系のファンタジー、既存作と戦える作品となるか。

 

○2024年2回目改編

out 魔々(19号:29話)、ツーオン(20号:28話)、累々(21号:19話)

in   アストロ、ネクロマンス、さいくる

手塚組から2作がout。累々はタイミングも悪く1巻発売前に誌面を去ることに…

そして他誌の大ヒット作家が参戦するまさかの展開。看板が終わり間近となっているなかで新たな柱になるのかどうか。

 

現在の改編はここまで。誌面はここからどのように変わっていくのでしょうか。