つくねの箱の中

思ったことをつらつらと。

ジャンプ改編期を振り返る(2016~2020)

f:id:tukune511:20180321010620p:plain

瓶子編集長就任(2011年30号)から行われた週刊少年ジャンプ上における改編について追っていきます。ここでは2016年から2020年まで。

2016年

○2016年1回目改編

out バディスト(10号:11話)

in   ゆらぎ、鬼滅

左門が復活した結果、一人で入ってきたバディストが出ただけの改編に。

新連載は近年有数の当たりコンビとなっていきます。

そして暗殺にカウントダウン。

 

○2016年2回目改編

out 暗殺(16号:180話※センター終了)

in   ハンタ、ボルト(月一)、たくあん

打ち切り作品なしの平和な改編。暗殺はお疲れ様でした。 

この頃ニセコイトリコの雲行きが徐々に怪しくなってきました。

 

○2016年3回目改編

out ハンタ(31号)、ものの歩(34号:43話)、

   ニセコイ(36,37号:229話※センター終了)、

   BLEACH(38号:698話※センター終了)

in   ネバラン、ラブラ、レッスプ

31号にカウントダウンが来たBLEACHが完結。お疲れ様でした。

ニセコイも完結。こちらもお疲れ様でした。

ものの歩もここで力尽きる。クロガネを越えることはできず。

 

○2016年4回目改編

out こち亀(42号:1960話※巻頭終了)、たくあん(44号:20話)

in   アマルガム、青春

こち亀が遂に終わりました。

40号付近で唐突に終了が発表され、ニュースにもなりました。

 

○2016年5回目改編

out ラブラ(50号:13話)、トリコ(51号:396話※センター終了)

    ワートリ(51号)、レッスプ(52号:14話)

in    デモプラ、ゴラッソ

続く長期連載の完結。そして考えたくもなかったワートリの緊急離脱。

 

総括:相次ぐヒット作の誕生と長期連載の完結。

   2012年同様に激しい世代交代がなされた年となりました。ワートリ...

 

2017年

○2017年1回目改編

out ダンス(11号:86話)、アマルガム(12号:18話)、

    デモプラ(12号:12話)、ゴラッソ(13号:12話)

in    ぼく勉、U19、ポロ、マリー、STONE、ロボレザ

驚愕の6in。それに応じて2本同時突き抜けも行われました。

前半にジャンプ未経験者を、後半に実績者を集める構成。

まさか前半組から生き残りが出るとは。

 

○2017年2回目改編

out 左門(27号:83話)、U19(28号:17話)、ポロ(29号:17話)

in   シューダン、クロアカ、ハンタ

即死候補から耐えてきた左門もここで完結。

入れ代わりで横田先生が爆速帰還。

この改編を最後に編集長が交代しました。

 

○2017年3回目改編(中野政権スタート)

out ハンタ(40号)、マリー(46号:32話)、

    磯部(46号:256話※センター終了)

in   リコピン、フルドラ、ゴーレム

巻末枠を継いだ磯部が完結。お疲れ様でした。マリーは10連続ドベ1の不名誉な記録持ちに。

 

総括:改編自体は少なかったもののしっかりと6inが当たった年。

   あまり語られることはないですがぼく勉も結構ギリギリだった。

 

2018年

○2018年1回目改編

out シューダン(6号:28話)、クロアカ(7号:28話)

in   ボウズ、アクタ、ハンタ

どちらもドベ4打ち切りという珍しいタイプ。その下にいる作品は察し。

 

○2018年2回目改編

out フルドラ(12号:16話)、ゴーレム(12号:15話)、

    斉木(13号:279話※センター終了)、青春(14号:67話)

in    呪術、ノアズ、ジガ

予想通りの作品が終わっていきました。不死鳥と呼ばれた青春も逃げ切れず。

瓶子政権最大ヒットのギャグ漫画斉木も円満完結。お疲れ様でした。

 

○2018年3回目改編

out ハンタ(18号)、ボウズ(20号:14話)、リコピン(26号:31話移籍)

in   紅葉、侵略

小規模改編。共にGIGAからの連載です。

そしてリコピンが作者体調不良によりリタイア。

 

○2018年4回目改編

out ロボレザ(30号:62話)、ジガ(30号:15話)

in   田中、アリス

ライジングから早くも1つ脱落。

巻頭までとったロボレザも最後はあっけなかった。

 

○2018年5回目改編

out ノアズ(38号:22話)、紅葉(40号:16話)、侵略(41号:16話)、

    銀魂(42号:699話※センター終了&移籍)

in   ダビデ、ジモト、ハンタ、COMIQ(短期集中)

カウントダウンをするも終われなかった銀魂GIGAで続きを書くことに。

(まさかそこでも終われないとは…)

ギャグの同時連載という異色の試みがスタートするなか、ここでワートリが帰ってきました。

 

総括:景気よくスタートを決めた作品が0。

   呪術アクタが上昇しなければ危うく全滅となるところでした。

   中野政権にとっては苦難の船出でしたね。

 

2019年

○2019年1回目改編

out 田中(50号:20話)、アリス(51号:20話)、COMIQ(52号:7話)、

   ワートリ(52号:169話移籍)、ハンタ(52号)

in   チェンソー、ネオ、ヒグマ

年度またぎで行われた改編。

別媒体とはいえワートリの連載が続く、それだけで嬉しい改編となりました。

ハンタはこれ以降音沙汰ありません。

 

○2019年2回目改編

out なし

in   西遊記、神緒ゆい

前回で枠が空いたのでinのみ。ネオとヒグマは処刑を待つばかり。

 

○2019年3回目改編

out ネオ(22,23号:19話)、ヒグマ(24号:19話)、

    ダビデ(26号:35話)、ジモト(26号:35話移籍)、

    ボルト(28号:35話移籍)、ソーマ(29号:315話※センター終了)

in  サムライ8、太星、ビーチル、忍スク

始まるときも終わるときも一緒だったダビデとジモト。結末は少し違いますが。

300話超えのソーマも遂に完結。

そして満を持してサムライ8の連載が開始。

 

 

○2019年4回目改編

out   相撲(34号:250話※センター終了)、西遊記(38号:23話)

in   夜桜、ミタマ

引き続き長期連載が抜ける改編に。サムライ8の化けの皮がだんだんと剥がれていき、他3つも死に体同然に。

 

○2019年5回目改編

out なし

in   STONE外伝(短期集中)

連載と聞いた時は正気を疑いました。ゆらぎの下がどんどん増えていきます。

 

総括:サムライ8に全てを託しコケた結果ドベンジャーズを生んだ年となりました。

   かろうじてチェンソーは残ったものの、なかなかの停滞期といえるでしょう。

   夜桜の今後でこの年の評価がどう変わるか。

 

2020年

○2020年1回目改編

out 神緒ゆい(52号:36話)、太星(52号:27話)、

    ビーチル(1号:27話)、忍スク(2号:27話)、STONE外伝(4,5号:9話)

in   ZIP、アグラ

下に溜まっていた作品が続々と終わりを迎えるなか、サムライ8だけは残りました。

 

○2020年2回目改編

out なし

in   アンデラ、マッシュル、魔女守

前回改編を反映してinのみ。ここらへんが伸びてくると今後明るい話題になりますね。

夜桜ミタマはなかなか位置が安定しない。

 

○2020年3回目改編

out サムライ8(17号:43話)、ZIP(19号:19話)、

    鬼滅(24号:205話※センター終了)

in   モリキング、ボンコレ、タイパラ

令和の大看板鬼滅が完結。お疲れ様でした。はたして後継は出てくるでしょうか。

そしてサムライ8も終了。なんだかんだ周年を越えさせなかったあたりはアンケ重視の誌風の維持と見るべきか。

 

○2020年4回目改編

out ゆらぎ(27号:209話※センター終了)、

    ネバラン(28号:181話※センター終了)、

    魔女守(29号:19話)、ハイキュー(33,34号:402話※センター終了)

in   あやかし、マグちゃん、 ニライカナイ、ロボコ

まさかの長期連載3作同時out。世代交代を促すような改編となりました。

新連載にはベテラン二人と新人二人と、バランス重視のメンバーで勝負。

 

○2020年5回目改編

out  ミタマ(36,37号:47話)、アクタ(36,37号:123話)、

     ボンコレ(38号:16話)、タイパラ(39号:14話)、BTW(41号:4話)

in  BTW(短期)、仄見える、高校生家族、血盟

ミタマが周年を目前に打ち切り。そしてアクタは...悲しいとしか言えない。

残り2つはまあ順当。

 

○2020年6回目改編

out  なし

in  ビルキン、SAKAMOTO

長期連載の円満終了を優先したのでoutは0個。

 

総括:(次改編含め)円満終了がとにかく目立った1年となりました。鬼滅を筆頭に完結後も勢い衰えない作品が目立つなか、新作が思ったように伸びてこない我慢の年でもありましたね。この年育った作品がどのくらいジャンプに貢献していけるのか、期待と不安が入り交じります。

 

続きはこちら です。