つくねの箱の中

思ったことをつらつらと。

2020年冬アニメ 所感

たまにはアニメの話もしたいということで。

2020冬クールに見たものの感想を挙げていきたいと思います。

今回はTwitterに挙げた感想に付け加えていく形になります。

まずざっと並べたものがこちら。

 

【S】なし

【A+】映像研 推し武道 ハイキュー4期 ヒロアカ4期

【A】 ドロヘドロ id:INVADED ちはやふる3期

【A-】マギアレコード ダーウィンズゲーム FGOバビロニア ゲゲゲの鬼太郎6期

【B+】ランウェイで笑って ソマリと森の神様 虚構推理

【B】 空挺ドラゴンズ 22/7

【B-】七つの大罪3期

【クールまたぎ】 超電磁砲3期 ケンガンアシュラ

【通期】あひるの空 ボルト ブラクロ 

全22作品

視聴数はいつもと変わらず。続編ものが前半から飛ばすなか新作も負けじと後半伸びてきたようなクールという印象でしたね。

以下個別感想。

とりあえず2作品だけですが随時更新していけたらと思います。

・映像研には手を出すな! A+

金森氏がずば抜けてよいアニメだった。優れたクリエイターと優れたプロデューサーは最高のバディなのだと思わせてくれる。金やスケジュールの話を金森氏経由で攻め込んできたのも良かった。フィクションの世界でフィクションを作りました、おしまいではなくそこに現実的な要素を盛り込んだことで物語がこちら側に寄っていった印象があった。そういう印象があったのでラストはもう少し尺が欲しかった。作品制作→結果(リターン)という流れを2パートやっていたので最後もそれで締めて欲しかったな。それがあればSでした。

 

・推しが武道館行ったら死ぬ A+

山本監督(notヤマカン)作品は外さないね。この作品の一番良かったところはダンスパートも含め全編手書きだったことですね。ダンスが手書きで描かれることで、作品にノイズを与えない(CG=手書きと違うという違和感を与えない)作りになっていたのがよかったです。CGダンスを見てコール振ってるオタって絵はなんか視聴者が素に戻ってしまうと思うんですよね。アイドルアニメはMVが単独で成立してるからCGでもいいけど、この作品はアイドルとオタを同時に描いてこその作品だと思うので。キャラクターの良さは言うことないです。オタクもアイドルも個性が出ていて素晴らしい。ただ皆の個性が成長していくなか、えりぴよだけが最初でピークを迎えてしまったように思えたのがA+に留まった理由。舞菜は進化したのでなおさら目立ってしまった。ここは連載で変わっていくことを期待してます。

 

・ハイキュー4期 A+

修行回がほとんどだったのに安定して面白い。むしろハイキューは修行が面白くて試合になると少しダレるまである。いつものことすぎてもう視聴者も慣れてしまっているんですけど、細かなバレー描写が本当にえげつない。コマ単位でよく見ると西谷がスプリットステップやったりしてます。スーパーアニメーターの一人向田隆さんに星海のスパイクシーンを任せていたのも豪華な使い方だった。このトーナメントの魅力がほぼ詰め込まれている次の戦いにどれくらい期待をすればいいのか。Sつけたいですね。

 

・ヒロアカ4期 A+

インターン編、文化祭編で構成されていた4期。通しで考えると実はオールフォーワン関連や爆豪や轟が目立って出てこない異端の章続きでもあり、つまり割と新キャラの見せ場がものを言う章だったのだなと。(捨て回になっていないかということ)それを踏まえて、新キャラのミリオや本格戦闘初の切島回がとてもよくできていたことがとても嬉しかった。一話一話に愛がこめられていました。72話『烈怒頼雄斗』が4期一番のお気に入り。

 

ドロヘドロ A

世界観で完全勝利していた。縦軸は決まっているものの本質は2つの世界で生きる人々の日常を描いた作品だったのかなと。#それがドロヘドロ は誰が考えたのかは知らないけれどカオスな世界観を一方的に押しつけてくるこの作品を上手く言い表せていると思う。一方であまりにも謎が謎を呼ぶ展開すぎてスプラッターな作品なのに爽快感が足りなかったようにも思えた。ネトフリ作品なので恐らくやるであろう2期は謎を回収しつつほどよく戦いが繰り広げられると思うのでとても楽しみ。

 

id:INVADED A

締めの美しさは今期随一。頑張れば2期が作れる展開ではあったが、あの終わり方でいいのだと思う。ウユニ塩湖のシーンは未来だと考えればなおさら。この作品は主として①連続殺人犯を追う②ジョンウォーカーを追うの2点が軸となっていたけれど、①があまり面白いと思えなかったのがここに落ち着いた理由。②の展開が伏線回収も相まってとても良かっただけになおさら。少し淡々としすぎていると感じてしまったんだよなあ。ぶっちゃけこれに関しては最初からしっかり見ようとしていれば面白く思えたのかもと考えると少し後悔するところでもある。

 

ちはやふる3期 A

通算6クール目でよかった?常に安定していたこの作品のなかで、明確な動きを与える回がとても多かったことが刺激的だった。高校生というのは、思春期真っ只中であると同時に将来の進路が現実的なものになる時期と言えるので、かるた部の様子だけでなく真っ向からそれを描いてきたこの作品には敬意を表したい。長期連載ならではの重みがよく出ていた。そしてその高校生活の負の部分を全て受け止めていた太一が不憫すぎて涙が止まらない。誰か救ってやってくれ。